えみーのマイペースな毎日

夫&息子2人と暮らしながら、見たこと・聞いたこと・考えたことをマイペースに更新するブログです。

ドミニオン高槻会(第3回)に参加して、思ったこと(雑記)

67()ドミニオン高槻会 第3回に参加しました。所用により16時過ぎ~19時の短時間の参加となってしまいましたが、参加者が私含めて4人で且つ顔馴染みの方々だったので、安心して(?) 好きなように (?)プレイすることが出来ました(参加者は、主催のmoharimoさん、ふるたかさん、カッシーさん)3時間でプレイしたのは、「ドミニオン」を1回と「宝石の煌めき」を1回ですが、どちらも学びが多くて、面白かったです。

 

気持ち穏やかにプレイ出来たこともあり、私がボードゲームをする上で重きを置いていることについて整理してみました(数字は、優先順位を示します)

 

1.他人の思考を読むこと

ボードゲームを通じて、他のプレイヤーの思考回路や考え方について、少しでも理解出来たら良いなぁという希望を抱いています。考え方の傾向や癖など、ボードゲームをやればやるほど、その人の考え方や生き方が透けて見えるような気がします(大げさ?)。

そのように考えると、私自身、既存の人脈を更によく知るツールとして、ボードゲームを捕らえているのではないかと思います。一方で、初対面の人を相手にすると、表面的な部分のみの理解に留まり、1ゲームあたりの限界効用が低くなってしまいます(単なる人見知りの言い訳とも言うかもしれません)。既にある程度の関係性がある人とゲームをすることで、相手のことをより深く知りたいという思いが強いです。

 

2.自分で考えた戦略がどの程度通用するか

ボードゲームをすることは、ある意味で頭の体操みたいなもので、どのような戦術方法をとるか、相手の出方はどうか、といった点の組み合わせが無限だと思われます。ドミニオンアグリコラなど、メジャーなゲームの攻略本もあり、それらも大変参考にはなりますが、一般的な方法が必ず自分に合うとは限りません。強いと言われている方法を取り入れながら、ケースによって対応をどう変えるのか。プレイの流れに一石を投じるようなプレイを考えて実践し、その場で他のプレーヤーのリアクションが得れるというところが面白いと思います。

 

3.そのボードゲームの仕組み・コンポーネントに関する評価

これに関しては、ある種、マーケティング的な側面から見ている部分になるかと思います。何故そのような効果が設定されているのか、コマの素材はどうか、どういった層を狙っているのかなどなど。ボードゲームの仕組み考案者や制作会社の意図、パワーバランス、大人の事情を考えると、ものづくりやマーケティングの面白さを感じます。

 

4.勝ち負け
正直、勝ち負けはどうでも良いと思っています。どうでも良いと言うと語弊があるかもしれませんが、1ゲームで勝つことよりも、上記3つが満たされている方が、はるかに私の満足度は高い気がします。とは言え、負けが続くと不機嫌になるかもしれません。

 

なかなか忙しくて各種ボードゲーム会に行けてないのが現状ですが、上記を踏まえて、また自分なりのボードゲームとの付き合い方を探って行きたいと思います。

ドイツワインは「甘口」?「辛口」?

突然ですが、「ドイツワイン」と聞いて、

「甘口」という印象を持ちますか?「辛口」という印象を持ちますか?

 

「甘口」という印象を持つ方、きっと今まで高級なドイツワインを飲まれることが多かったのでしょう。

逆に「辛口」と思われた方は、今まで相当本数のドイツワインを飲まれた経験がある方なのではないかと推測します。

 

 

ドイツに限らず、ワインは「地理的表示のあるワイン」と「地理的表示のないワイン」の2種類に大別されます。

簡単にいうと、地名(州、村、畑など)がエチケット(=ラベル)に書いているかどうか、ということです。

(地理的表示に関しては、また別のタイミングでご紹介したいと思います)

 

ドイツワインの興味深いところとして、「地理的表示のあるワイン」の中でも、質の良いワインに格付けを付しているという点があげられます(レディカーツバイン)

その格付けの際に、要件となるのが、ブドウ果汁の糖度です。

 

背景として、有名なワイン産地の中でも、ドイツは特に冷涼な地域のため、ワインの原料であるブドウを作ることが困難です。

また、ブドウの果汁の糖度を上げることで、収穫が出来ないリスク(e.g.鳥に食べられる、熟しすぎてしまう)も高まるため、糖度を上げることは非常に難しいです。

 

このような状況のもと、

質の高いブドウから、糖度の高い果汁を使ったワインを作ることは難しいため、

生産量が少なくなり、価格が高くなります(経済学でいうところの「希少性」)。

従って、ドイツの甘いワイン=高級ワインという見方をすることが出来ます。 

 

一方で、ドイツで生産されるワインのうち、約7割が辛口ワインです。

ということは、確率的には、ドイツワインをランダムに選ぶと、辛口を飲んでいる可能性が高いです。

(好みの問題や予算の問題もあるので一概には言えず、非常におおざっぱな類推です)

 

ドイツの「甘口」ワインは高級、「辛口」ワインの方がマジョリティと覚えておくと、

レストランやお酒屋さんで「ワイン通」だと思ってもらえるかもしれません。

 

 

ドイツワイン 偉大なる造り手たちの肖像

ドイツワイン 偉大なる造り手たちの肖像

 

 

【読書録】人生確率論のススメ〜運でなく、確率を支配しよう〜

勝間和代氏の考え方でフィットするのが、常日頃から数字を意識して思考すること。

決して難解な事ではなく、

高級バッグの価値について、使用する頻度や回数を切り口に考えてみることであったり、

ケーキ切るときの大きさは、角度で考えるといった、すごくシンプルなことだ。

 

文系の大学生にとって、大学で学んで確実に役に立つスキルが「統計学」だと思う。

データと対峙した時に、どれくらい信頼度があり、どう読みとくか、

これを知っているかどうかで、仕事でのアプローチ方法も変わってくるし、

勿論日常生活でも十分に活用する事ができる。

 

一方で、自分の運の悪さを嘆く人の多さに驚きを感じている。

特にボードゲームをしていると、

負けた時や追い込まれた局面で「運が悪い」と言う人は少なくない。

 

「運が悪い」と嘆く前に、統計学を勉強することをおすすめしたい。

人生確率論のススメ (扶桑社新書)

人生確率論のススメ (扶桑社新書)

 

 

【読書録】デッドライン決断術ームダな仕事はネグれ!

住んでる地域の図書館が便利に利用できることが発覚したので、

ここ数週間だけど愛用している。

そんなこんなで読書量が増えるにしたがって、色々と読書録を書きたい本も増えて

積ん読」ならぬ「積ん書」と化しているので、少しずつ消化していこうと思う。

 

今日の一冊は、「デッドライン決断術ームダな仕事はネグれ!」。

挑発的なサブタイトルが吉越浩一郎氏らしい。

 

デッドライン決断術-ムダな仕事はネグれ! (祥伝社新書 175)

デッドライン決断術-ムダな仕事はネグれ! (祥伝社新書 175)

 

 

ムダな感想をネグりたいので、3行にまとめると

1. 仕事は決断がすべて

2.メールの返信を早くすることで決断力が鍛えられる

3.デッドラインを決めることで、重要なことに集中出来る

 

吉越氏の本を既に何冊か読んでることもあり、残念ながら新しいアイディアは無い。

とはいえ、仕事や人生における合理性を追求するためのTipが豊富なので、

日々のデッドラインを意識しながら生活してみたいと思う。

【読書録】1月前半ーその女アレックス、楽園のカンヴァス、その他ー

1月前半は、無職で且つ風邪で寝込んでいたこともあり、普段より読書量が多い。

しかも、個人的にはめずらしく、小説を多く読んでいる。

折角の無職なので、心はビジネス書から離れたがっていたのかもしれない。 

 

その女アレックス/ピエール・ルメトール/文春文庫

正直、長い。長いけど、止まらない。

パリで起こった誘拐事件の解決を巡り、

何を信じていいかわからなくなるほど、ストーリーには、何度もどんでん返しが訪れる。

 

読めば読むほど、登場人物たちの過去について、もっと知りたくなる。

 

Amazonを見るとネタバレ含むレビューが多いが、

レビューは読まずに、とにかくこの本を手にとって読んでみて欲しい。

 

 楽園のカンヴァス/原田マハ/新潮社

これも読み出したら止まらない、絵画をめぐるミステリー小説。

これは今一番人に薦めたい本かもしれないなぁ。

 

アンリ・ルソーピカソに関する知識は殆ど持たず読んだが、

それでも置いて行かれることなく、自然とストーリーに引き込まれる。

 

この本を読むまで知らなかったのは、キュレーターという学芸員の存在

(キュレーターについてはWikipedia参照)。

学者、専門職としての仕事に加えて、

優秀な営業マンのような他の美術館などとの取引・駆引き業務もあることは意外だった。

 

 

恋の華・白蓮事件/永畑道子/藤原書店

ドラマ「花子とアン」にハマっていたこともあり、蓮様についてもっと知りたくなった。

何故、恵まれすぎている生活を捨ててまで、愛を求めたのか、

駆け落ちし、旦那には書簡という形で離縁を伝えたのか。

 

ドラマでは、仲間由紀恵が美しく演じていたこともあり、連様は魅力的だったけれども、

この小説や小池真理子の小説(白蓮れんれん )を通して感じたのは、

利己的で我儘だけれども、母性愛に飢えていて可哀想で立ち回り方が下手な人という印象。

不倫は良くないし、その点共感できるものは無いが、

時代が違えば、連様はまた輝けたのかもしれない。

 

 

ワインの科学「私のワイン」のさがし方/清水健一/ブルーバックス

テーマにされていることは、普段疑問に思うような気軽なネタが多いのに対し、

科学的にワインの旨味や酸味を紹介されており、他のワイン本とは一線を画している。

 

ちなみに、Kindleでこの本を読んだのだが、

文字がデータ化されているわけではなく、

ページをスキャンした形になっていたこともあり、読みにくかった。

解説に画像や表が用いられていることも多かったので、もう少し丁寧に読みたかった。

Kindleユーザーとして、もう少し快適に読めるようになることを願ってやまない。

 

クイズでワイン通 思わず人に話したくなる/葉山考太郎/講談社+α文庫

 

ワイン初心者から上級者まで、楽しくお勉強が出来る一冊。

クイズ形式で書かれていることもあり、単に受動的に読むだけでなく、

少し頭を使いながら読むことになるのが良いね。

 

 

今夜使えるワインの小ネタ 知ればおいしい!/葉山考太郎/講談社

 

葉山さんの本は、気軽に読めて面白いのが魅力。

この本も例外なく、笑いとワイン無しには、楽しめない。

 

性愛英語の基礎知識/吉原真里新潮新書

海外ドラマや洋画でよく耳にするけど、なんとなくしか理解出来ないのがスラング

スラングの中でも、恋愛・SEX関係の英単語やフレーズを紹介する本。

世の中に英語の本はあふれていても、

あまりスラングを解説した本は少ない(と思う)ので、読んで損は無いと思う。

 

余談にはなるが、学生時代に吉原真里先生の講演会に参加した。

吉原先生の『アメリカの大学院で成功する方法』や

『ドット・コム・ラヴァーズ ネットで出会うアメリカの女と男』で描かれている

吉原先生の赤裸々のご体験に憧れて、参加前からめちゃくちゃ意気込み、

勇んで質問を記憶がある。

当時は意識高い系だったので、きっと不躾な質問をしたんだろうなと思うと恥ずかしい。

 

ちなみに、ドット・コム・ラヴァーズは、

アメリカのオンラインデート事情を書いた本で面白い。

日本において、なかなかオンラインデーティングは主流にならないのはなんでだろう。

【読書録】たたかうソムリエ-世界最優秀ソムリエコンクール

第13回世界最優秀ソムリエ大会について、関係者のインタビューなどを交えてまとめたレポタージュ。

日本人としては、アジア・オセアニア代表の森覚氏、日本代表の谷宣英氏に加えて、審査員として田崎真也氏が登場する。

一方で、日本人だけを主役として登場させるのではなく、各国代表の家族や想いなどのエピソードも入っているのが興味深い。

 

この本を読んで改めて思ったことは、ブラインド・テイスティングが当てるためのものではないということ。

もう少しダイレクトに言うと、世界トップクラスであっても、当たらないことは当然のようにある。

その中でも、「ひらめき」に頼る部分と「推理」で理詰めで取捨選択していく部分と両方が必要。

 

「ひらめき」については、本を読む限りでは、素人には難しいだろう。

数多くのワインを飲む中で、紐と紐が結びつく感じが、きっと「ひらめき」や直感と言われるものなのではないかと思う。

 

一方で「推理」については、一定の訓練さえ積めば、誰でも出来る。

見た目、香り、味で見つけた特徴を元に、各国やその地域の特性、ぶどうの種類などで仕訳しながら推理していく。

もちろん、そのためには、訓練だけでなく、知識もつけないといけない。

 

あーワインが飲みたい(まだ朝だけど)。

5月の読書備忘録 その1

3月末に区の図書館が充実していることを知り、せっせと足を運んでいる。

働きながら2週間(+一定要件下における2週間延長サービス)で読める量は限られているけど、活字中毒者にはたまらない行政サービスである。

しかも、CDも借り放題なので、活用しない手はない。

住民税を真面目に払い続けて良かったと思える、数少ない瞬間である。

 

4・5月は「女性」と「キャリア」をテーマにして本を読みあさることにした。

その背景は、自分自身の修士論文のテーマをもう少し深堀したいと思ったこと。

(その辺りは、今後ひっそりと語るかもしれないし、闇に葬るかもしれない)。

加えて、自分自身がキャリアについて思い悩んでいるので、悩みのトンネルの脱出口を探したいということもあり、手当たり次第に読んでいたのかもしれない。

 

 

悪女の仕事術 / 藤田尚弓 / ダイヤモンド社

著者の経歴が異色ということもあり、興味津々で一気に読んでしまった。

まじめに仕事をやることが推奨されているわけではなく、自分なりの付加価値をどう付けるかという意味で「悪女」と捉えるということなんだと思う。

 

 

女子社員のためのビジネスノート (WAC BUNKO) / 吉越浩一郎 / WAC BUNKO

タイトルから「ボードを目指せ」とあったので、目指す地点が高すぎて、少し非現実的な内容ではないかという疑心暗鬼で本を手に取った。

確かに日本でも女性の管理職は増えてきていると思うが、更にその上へという意味で書かれている。

 

一見、女性も男性と同じレベル感で働けという話かと思いきや、「就活」が終わればすぐ「婚活」など、家庭をもつことにも重きをおいて書かれているのが面白い。

 

あなたも本を書いてみよう (1コインキンドル文庫第6巻) / 勝間和代

 この本が魅力的なのは、勝間氏がこの本を通じて、自費出版ではなく、商用出版に限定して説明しているという点である(しかも100円!)。

商用出版はリスクが限られている一方で、様々な人と知り合えるチャンスにつながるからと説かれている。

確かに転職のような0か1かといったリスクは無く、毎日数分からでも始めれるという点では、誰にでもチャンスがあるのかもしれない。

 

女性の向上心 (PHP新書 553) / 井形慶子PHP新書

敢えて女性とタイトルに入れた理由がわからないほど、自分語りでつまらなかった(タイトルからそれがわかれば、もう少し面白かったかも)。

すべて読み終わった感想として、自分はすごい、若者は駄目だ、という内容に思えて残念。

 

すべて書ききれなかったので、残りの分はまた明日以降に更新。