Jazzと活字と、ときどき経済学。

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映画レビュー:ゴーンガール

ゴーンガール(Gone Girl)という映画を見ました。今まで見た中でも、最高傑作のひとつだと思っています。

 この映画の要は、ストーリーなので、出来ればストーリーについてはあまり触れたくないです。未見の人は、ネタバレを読まずに映画or本に臨まれることをお勧めしたいです。

 

この映画の魅力は以下の3点だと思っています。

1.身近にありそうな話

話の始まりは、どこにでもいそうな平凡な夫婦の話だと思っていました。終わった感想としても、どこにでもありそうな話だなという印象を抱きました(但し非常に極端です)。現実には起こってはいけない話ですが、ちょっとした夫婦のすれ違いがここまで大きな事件に発展していく過程が、無さそうなのに有りそうで面白いです。

2. 話の進行が2面から

最初は夫側のストーリーとして描かれますが、その中で妻の日記という形で少しずつ妻のことがわかってきます。また、途中からは、主役が妻という形で、ストーリーの軸が変わります。お互いの言い分の食い違いがわかりやすい形で表現されていることも物語の進行に夢中になってしまう一因であるように思います。

ちなみに、最近私が読んだ本、「その女、アレックス」でも途中から別の視点で描かれており、それがすごく斬新でした。ミステリー界では流行の傾向なのかしら?

3.対世間、対マスコミに関する戦略

対世間、対マスコミ被害者の家族がどのようにマスコミと向き合うか、そのことによって、世間はどのような反応をするかというのが描かれています。まるで、大統領選挙のように、一挙一動によって、残された夫の評価が上がったり下がったり。改めて、メディアの怖さや、発言権が大きい人の影響について考えさせられます。

 

ストーリーを理解した上で、もう一回見たいという気にさせられました。きっと多くの伏線が残されているので、その証拠探しがしたいです。

 

あと、主人公とその双子はボードゲームが好きなようで、ちらちら小道具としてボードゲームが写ります。もう少し余裕があれば、どんなゲームが使われているか、チェックしたかったです。 

 

また、あまりにも映画に引き込まれたので、原書を買いました。これから読みます。原書があって、それを結構忠実に映画化されたようです。ちなみに、映画の脚本は、原書の著者が書いたみたいです。 

Gone Girl: A Novel

Gone Girl: A Novel