【映画】君の名は。
観客動員数が1800万超え、興行収入は約240億円という成績を収めた、2016年大ヒット映画の一つ、「君の名は。」を映画館で見た。
正直、アニメに興味は無いので、少なくとも映画館で見る気は無かった。とりあえず話題作を抑えておきたかったので、事前に小説2冊を読んでいた。
小説を読んだ感想としては、男女の入れ替わりが本ではわかりにくいということ、本編の話がかなりシンプルにまとめられている(引き算しすぎている)ように感じた。
ある程度ストーリーを頭に入れた上で、実際に見て感じたこと。
- 2016年前後の都会・田舎の風景や暮らしが忠実に描かれている
- 入口として、日本文化の一部を知ることが出来る(組紐、口噛み酒、世襲制)
- 劇中音楽の内4曲をRADWIMPSが手がけることによる統一感
- 絵がジブリっぽい雰囲気もあり、ある意味で日本アニメの集大成
良かった点でもあり、すごく残念だなと思った点としては、初見で映画を見ただけでは、ストーリーを本当に楽しめない可能性があること。シンプルで、何回も見たくなる仕組みがある一方で、とても言葉足らず。1時間47分の作品とのことなので、もう少し時間伸ばして描写しても良かったように感じた。
最大な驚きは、長澤まさみが声優として参加していたこと。あまりにもキャラクターに合っていたので、一瞬も長澤まさみの姿が思い浮かばなかった。真田丸のときにも思ったけど、監督や脚本の要望に対して、忠実すぎるほどに演じる事が出来る人では無いだろうか。
この映画を見て欲しい人、向いていると思うのは、こんな人。
- 海外で日本文化を学んでいる人
- 都会に暮らす小学生